今日は痔瘻に気付いた日の思い出を
前回の記事で私がいぼ痔や切れ痔と長いつき合いがあった事を書いています
その経験があるため、私はある程度お尻の痛みに耐性がありました
耐性というと少し違うのですが、つまりお尻痛いけどまあどうせ痔やろボラギノール塗っとこ、というお尻への対処方です
痔には長年苦しんできていても、肛門科受診したのは3回ほど
あとは市販薬で痛みはどうにかなってきていたのです
あ、突然ですが、なんの興味もないとは思いますが、私の肛門はびろんびろんです
たくさんの外痔核ができては治まり、皮が伸びたできるスキンタグというものがいくつもあるので、もう尻の穴はすぐ見えないくらい余計なものがついてます
夫がまだ彼氏だった頃、なんかお尻にあるね?と言われ顔を赤らめたのは過去のこと
もう今や、私のお尻を見るのはおじいちゃん院長先生だけなので何の羞恥もありません
産婦人科で足ひろげ、肛門科で尻ひろげて受診した女に怖いものなどありましょうかいやない
そんな私、この半年で二回ほどあることに悩まされました
それは痛みと共に、お尻の穴から少し背中側の部分がぷっくり腫れたことです
2日くらい痛みがでて、酷いときはゆっくりじゃないと座ったり立ったりできないくらいでした
アイタタタタ、とソファー座るたびに声でちゃう
そして二回ともプツンという感覚があり、トイレに行ってトイペで触ってみたところ
べったりと黒っぽい血がつきました
そしてこの一度目のとき、翌日慌てて病院に行きました
結果は外痔性の血栓が自力で潰れたんだろうとのことで、もう潰れたあとだしとりあえず軟膏だしとくね、で終わりました
この次が、ひと月後か2ヶ月あいたか曖昧なのですが同じ痛みがきたので覚悟したあたりでまた血がでました
そして皮が破けたところの皮膚がきれいになったかなという頃合いに、三度目の痛み
こうなるともう慣れたものです
外痔核は温めるとよいとみたのでホッカイロをお尻に張り安静にします
しかし三度目はなかなかに強力な痛みでした
私は夜間にウォーキングしているのですが、違和感がでた初日、ちょっと痛みだした2日目は歩けましたが、
相当痛み出した3日目のこの日はウォーキングも断念し、横向とうつ伏せ交互になって夜は眠りました
仰向けなるとちょうどいいかんじに布団に当たって痛い!
翌日、またなにか破けた感覚があったのでトイレへ
トイペをとり潰れたあたりを拭いて見てみると
おや…???しろい…???
黄みがかったしろ?????!!!!!!!
う、、うみや!!!これは膿やないかああああ!!!!😱
ほんとにこんな感じで、頭の中にビービービーwarning...warning...ビービービー!と映画でみるような警告の機械音声がまじで流れました
劇場版JIRO
もう真っ先に痔瘻が思いつきました
長年痔をこじらせてたので、知識としてありましたし
同時にこれになったらやばい、ということも知ってたんです
一旦冷静に膿をトイペでぎゅっと絞れるだけ絞りました
2回は膿がドロッとでました、3回めで少しの膿とピンクの血がまじり
4回めは血だけでした
念のためさらに何度かしぼり、トイレをあとにしました
確認のため触ってみたところ、お尻の穴のちょった上あたり、痛んでいたところに小さな穴があいてるのが自分でわかりました
BB弾はまりそうだな、それが感想でした
もう冷や汗と頭の中は真っ白で、それからなんだか情けなくなってきて
洗面所でパンツずりおろしたままシクシク泣きました
ほんとに痔瘻だけはなりたくないなと思っていたんです
手術するしか治る方法がない、そして入院が長く、手術がかなり痛いと聞いていました
色々痔はできたけど、まあ痔瘻じゃないからましか、そんな風に自分を励ますネタにしていた痔瘻になってしまったのです
この日は土曜日で病院は午前中だけの日でした
その時、行こうと思えばギリギリ診察に間に合うかな、というお昼前くらいの時間です
しかし午後一で娘の予防接種の予約を入れていたため、自分が受診していたらそこに間に合わないかもしれないと思い
肛門科へは休み明けにいくことにしました
そして一頻りわーわー騒いだあとは、私もいい大人ですから冷静さを取り戻しました
ちなみに膿がでたあとは嘘みたいにあの痛みが消え、若干傷口が痛むだけ、くらいまで痛みレベルは下がります
なので、土日普通に生活し、ウォーキングもしました
そして夜中に痔瘻、というより今回の肛門周囲膿瘍(痔瘻の前段階、腫れて膿がでる)について調べたのですが
温めるのはNGだそうです
めっっちゃ温めてました
いぼ痔などでは温めるのが有効なのですが、膿瘍ではだめなんですね、膿るまでてっきり血栓だと思ってたものですから気づきませんでした
ちなみに肛門周囲膿瘍では、腫れと痛みのほかに炎症ですから発熱も症状にあります
血液にまわって、敗血症などなったら大変なのでやはり、尻が痛んだらボラギノール塗ったらええねん!ではなく肛門科受診してください
膿瘍の場合は病院ですぐに排膿処置してもらえますし、痔核が腫れている場合なども
市販薬と病院で処方してもらえる軟膏では効きにかなり差がある気がします
ちなみに効きの差についてはニュアンスでいってます、たぶん、病院のほうが強い薬なんだと思います、ええ、たぶん
いざ、休み明けて受診
先生にめっちゃ痛くて、血かと思ったら膿がいっぱいでた!!
と診察してもらうと、ああ、たしかに穴あいてるね、ここからでたんだね
前回きた時ってこれなかったよね??と先生は自分が前回見落としたのか焦っていました
大丈夫、確かに前回は穴はなかったです
場所的には同じとこなんですけどね、なんなんでしょうね
で肛門科受診では患部のチェックは割とすぐ終わります
お尻グリグリされますが恥ずかしい!ではなく
よく調べて!ちゃんとみて!しっかり奥もみてね!!という気持ち
以下先生との会話
🧓これは痔瘻ですね、きれいに排膿できてるね
ですよね(なんか誉められたらけどしょんぼり)
🧓ただ、以前はすぐ手術だったんだけど最近は肛門周囲膿瘍が痔瘻化するのは6割くらいと言われているんで今回はこのままです
でももし手術するとしてもちょっと切るだけだから3分くらいで終わる簡単な手術だから大丈夫
以上です、なんかあったらまた来て
え、え、薬は?(もう終わり?痔瘻なのに?!)
🧓薬ありません、これ塗っても意味ないので
え、意味ない…あの、ボラギノールとか塗っても意味ないんですか?あの、でも、えっと(意味ないと言われたことに激しく動揺するわたし)
🧓あー塗り薬は意味ないんだけど、そうだね、用心のため、抗生剤だけちょっとだしとこうか、膿でたし
以上が診察の会話でした
完全に薬要求したくそ客みたいになってしまったのですが、あの痛みと膿をみてそのままは怖かったのでつい口から出てしまいました
そして抗生剤を3日飲み、実はこれは私が別に患っている他の疾患が丁度悪化しており、それにも効きましてやっぴー🤗
別の疾患についてはいずれ記事にしていこうと思います
日常生活に支障はありませんでした
そしてこのブログを興奮さめやらぬうち、受診した日に開設しています
つまりひと月前ですね
再度軽く腫れ若干痛み、ほんの少し膿がでたのが受診から2週間あたり
かなり慌てたものの膿でたら痛みが消えたのでこれが繰り返すというやつかと納得し終わり
しっかりとしたしこりになったのが触ってわかるようになったのは3週間後
この、膿の通り道が残っている状態のしこりが痔瘻というものです
つまりこれをもって肛門周囲膿瘍が痔瘻化したことを私自身で確信しました
さて、最初の受診、つまり膿がでた二日後から約1ヶ月
痔瘻のしこりを自覚しておよそ1週間
私の尻はいま激しく痛むことはありません
裏を返せばすこしだけ、痛いんです
ここ数日ね、ずっと僅かな痛みと違和感があるんです
なので私は再び肛門科の扉をひらくことにしました